某氏のブログに「MACで良かった」と有ったので…

まずは、某氏にイヤミを言うとか、反論するとかという意図ではない。
ただ、「kAzzならどうだろう?」という素朴な疑問から、自問自答して掘り下げただけだ。
なので、「ふ~ん、あんたはそう思うんだ…」的に流して貰えると有り難い。

平成元年4月就職なkAzzは、芸歴20年とちょっとになる。
その間にメインで使っているOSは、DOS(MS-DOS、PC-DOS、DR-DOSなど)~MS-Windows、UNIX系の2系統だ。
その他に、仕事上ほんの僅かな期間、ドキュメント制作でMacOS(漢字Talk7)も使っていた。
特殊な機器のOSとしてOS-9、実験的な導入としてNextStepなんかもちょっとだけ触ったな。

正確には就職前の2年間、学生としてDOS~MS-Windows(以後、Windows系と表記)を触っている。
また、学校のサーバーはUNIX系OSと某ミニコン専用OSだった。

さてこれらの用途だが…

●Windows系
・現在のお仕事
(コード入力、写真や動画の処理、簡単なDTP)
・音楽ファイル処理
・ドキュメント等の作成
・クライアントとして、UNIX系OSへの接続
・デバッガー端末
・プリントサーバー
・その他、メールなど日々の処理として

●UNIX系
・前職のお仕事
(開発、シミュレーション、実機デバッガー)
・WEB等のサーバー

●MacOS
・ドキュメント作成
・共用(代表メール受信など)環境
・自宅での実験用(主にブラウザの挙動チェック)

てなところか。

現在は、ほぼ全てをWindows系で処理している。
成果物はUNIX系OS上にて動作するので、それの確認などのみがUNIX系OSの出番だ。
要するに日々の作業は、Windows系ばかりだ。

日頃(仕事場では)「ファイルが開けない(見られない)」、「XXができない」と、割り込み作業がもたらされる。
主に、DTP系の作業をしているMacOS系の人から依頼される。
(もちろん、PC系に詳しくない社員からもだけど…)
それもこれも、

・入手元がWindows系
・対応するソフトが無い

というのが主な理由だ。

もちろん、kAzzだって対応するソフトが無い場合だってある。
しかしだ…変換するツールがある場合だって多い。
しかも、それらはフリーソフトだという場合も少なくない。

自宅にMacOS(正確にはMacOS8系)があったにも関わらず、何故に使わなくなったか?
当然、上記が主な理由だが、もうひとつ理由がある。
それは、MacOS(やMacintosh本体)に不満があったに他ならない。

1.自社H/W、自社OSなのに不安定(OSX以前)
2.自社H/W、自社OSなのに重くて遅い
3.何をするにも設定が判りにくい

1については、異論があるひとはいないだろう。
様々なH/Wの上で1本(ドライバーがそれぞれあるものの)のOSが、Windows系はMacOS(OSX以前)より安定していた。
正直言って、Apple社には「どうなってるの?」と言いたい程だ。
ちょっと極論だが、ハードディスクレコーダーが1日に何度かフリーズするなんてことがあるだろうか?
自社H/Wに乗せた自社S/W(OSなどを含む)は、それくらいちゃんとしているものだ。

2については、イロイロあるかもしれない。
MacOS8や仕事で触ったMacOS9は、Windows系と同じことをするためには、より多くのメモリーを必要とした。
(正確に言えば、処理自体は行えても、同じ程度の快適さを求めるならだ)
コレは、kAzzが操作して得た実感なので仕方ない。
正直、Windows系に対して、1.5~2倍(作業内容による)のメモリーが必要と感じた。
裏返して見ると、重いということになる。
同じメモリー容量ならが、遅いということにもなる。
メモリーに使うお金が、高額になってしまうということでもある。
異論があるだろうが、kAzzの実体験からの感想なので、反論は受け付けない。

3についてはちょっ異論がある人が居るかもしれない。
初心者には良いと思う。
同梱のメールソフト、同梱のブラウザ…それだけで済ませられる人ならだ。
MacOSX以前の話しになるが、初心者には優しい作りだと思う。
何もしないなら、ブラックボックス化された中身を知らなくても済むからだ。
ただ、少しでも初心者から脱しつつある人にとっては、やっかいこの上無い。
ブラックボックスだから、どこがどうなっているのか判らないのだ。
ちょっとした設定にも戸惑う(身近にいた人の実体験)。
上級者~達人ともなれば、それらもかいくぐり、上手く躾けられるのは当たり前。
要するにだ、超初心者と上級者以外はMacOSは「難しい」ということにならないか?
もっと言えば、その「難しい」と感じる層が、一番のボリューム層だったりしないか?
なんてことを考えるのだ。
もちろん、違う角度で見た場合、違った意見になることも多々有るだろう。
だが、これもkAzz個人の感想を書いているので、反論は受け付けない。
さらに付け加えるなら、MacOSXの環境設定は、やりやすくなったと思う。

あ!もうひとつあった!
Macって(メモリーもそうだが)本体、高い(高額だ)よね。
それもイヤだな。

さてさて、イロイロ書いてきたが…っていうか、長いね。
Windows系を触って22年以上。
誤解を恐れずに書いてしまうと、本当にこっちで良かったと、実感している今日この頃だ。

もちろん、メインでやらなくてはならないことが、Macでしかできないなら、Macを購入するだろう。
しかし、その用途のみで使って、その他の日々の作業は、Windows系で行うだろう。
なぜなら、これまで書いてきたが、様々な理由からMac文化になじめなくなっている。
また、MacOSに対して、若干の不信感があるかもしれない。

とか言いながら…実はMS-Windowsも好きじゃないんだよね。
(上記の「誤解を恐れずに…」と書いた理由)
だれかとやりとりする、フリーソフトを含めた対応ソフトが多い…
様々な理由から、MS-Windowsを使っている。
だって、それらの理由を考えると便利だから。
不便な道具はあり得ないので、この選択になる。

しかしだ…H/Wにお金かけて、S/Wも買って…
OSは「基本ソフト」なんだから、ここまで大きく(多機能で)、重く、高価な必要は無いだろうとも思う。
なんだか、本末転倒な気がするのだ。
そういう面で言えば、UNIX系の考え方はすばらしい。
本当に必要な部分だけをコア部として持ち、必要なものはそれぞれ追加できる。
これが理想なのではないだろうか?
しかも、今はUNIX系OSは無料だ!
今やっていることの全てが、簡単(手軽)に、投資が無く移行できるなら、UNIX系OSに行きたいくらいだ。

No comments yet.

コメント投稿

※各記事(エントリー/投稿)の内容は投稿時のものです。閲覧時とは異なることがございますのでご了承ください。