個人的なヘビーローテーションの1曲~令和のアイドル版応援歌

子ども(小学年くらい以降)から「アイドル」には興味がなかった。
元々はアイドル的な活動だったとしても「俳優さん」として認識した後に、その人が「良いな」とか「素敵だな」とか「うまいな」などと思ったことはある。
もちろん音楽系の方々も好きだったり、尊敬する人はたくさんいる。
しかしながら「アイドル」には興味がなかった。

50台の半ばを過ぎ、いわゆるアラカンと呼ばれるような年代になったある日。
1本のSNS系のショート動画に驚愕を覚えることになる。
数百~千人レベルでのイベント会場で歌唱しているアイドルグループのもので、撮影者は1名の「推し」を追いかけていた。
そんなショート動画だ。

たとえモールの吹き抜け3階にいても、たとえ人々の合間に埋もれていても常連のファン達を見つけ、リアクションシてくれるアイドルがいたのだ。
「なんだコイツは!」
正直、最初の驚きはそれだった。
「すごいじゃないか!きっとファンを大切にしているし、距離が近い良いグループに違いない」とも思った。

後に調べるとこの7人組のアイドルグループは、1人のファンの熱心なSNS投稿をきっかけに、まさしく一夜にしてメジャーシーンに躍り出たことがわかった。
一夜にしては大げさだが、熱心に投稿していた動画のひとつがたくさんの人に広がり、数ヶ月の間に某動画系SNSで人気曲10週連続1位にまでなった。
リリースしてから時間が経過していたにもかかわらず、時間差でのヒットに本人たちも驚いていたようだ。
後に、このファンは「公式」とまで言われるほど。
それだけこのグループに貢献したというワケだ。

グループの7名はそれぞれイメージカラーがあり、衣装や小物などがそれぞれの色になっている。
※以下は個人的な感想を含むので、反論は受け付けない!(笑)

赤色担当。
先のファンに対するサーチ能力に長け、知る切っ掛けとなったショート動画のターゲットだったメンバー。
一般的には高身長というほどではないが、メンバー内では一番の長身。
バレー(踊る方)では、ある程度の成績を残したそうだ。
いわゆ美形でスラリとした女性なのに、天然というかおとぼけキャラであるのも魅力的。
喋りだすと思ったより声が低めなのも意外性があって、いわゆる「ギャップ」があるタイプ。

青色担当。
本人も「笑顔が苦手」と言っているが、顔に出にくいタイプなだけで「楽しい」と発言している。
いわゆるクールビューティーなタイプでグラビアもこなす。
シャープかつ正確(正しい)な振り付けをで、低身長を感じさせないほど、大きくダンスするのがウリだと感じる。
全員が同じフリではないので共通部分だけということになるとは思うが、振り付けを覚えるなら彼女を参考にするとベスト。

水色担当。
最年長であり、以前を活かした経験からもグループの柱と思われる。
最年長の割には童顔で低身長というギャップも人気の一因。
赤色担当のおとぼけ発言を「語録」としてまとめており、もはやひとつのコンテンツとなっている感がある。
とにかく、元気いっぱいにステージを走り回っているという好印象なメンバー。
さらに表情豊かで表現力に長けた一面もある。

ミントグリーン担当。
もしかしたら一番、アイドルらしいアイドルといえるかもしれない。
今風のほんわか&ふんわりなイメージのアイドル風。
好みはともかく顔面偏差値の高さや透明感が相まって、アイドル好きにはたまらない存在であろう。
ゆっくり&ソフトに話す感じも優しいイメージで人気がある要因であろう。

ピンク色担当。
ミントグリーンに対し、言い方が悪いかもしれないが「ステレオタイプ」なアイドルという印象。
要するに「少し前」のアイドル的な表情や言動なのだが、それが逆に彼女の印象を強くしていると思われる。
また一部フリを自己流にアレンジしてダンスするのも特徴といえば特徴。
しかしながらそれが「とにかく楽しい!」という印象を与える。

オレンジ色担当。
他のメンバーは過去にアイドルの経験があるが、彼女だけ今回が初めてのアイドル活動(裏方の経験はあるらしい)。
ピンク色の「楽しい」という印象に似ているが、個人的には「嬉しい」という印象がある。
声質そのものやイントネーションなどから、声による表現力がものすごく高いと感じる。
もはや声優かと思わんばかりだ。
すべてではないと思うが、衣装の装飾なども手掛けているらしいので、多才な人だとも思う。

紫色担当。
現在は金髪(銀髪かも?)がトレードマーク。
寝る間を惜しんでまでゲームに熱中するという側面もあり、オタク層にささりそうなキャラクター。
しかしながら体調を崩しがちなので、睡眠時間を確保するようにしているという発言もある。
歌うことがとにかく好きで、歌が自分を現す術だとも感じている様子。
それも頷けるグループ内イチの歌唱力をもっている。

そしてグループとして。
全体としてバランスが良いというか、バラエティーに富んでいるというか、誰にも何かしらささるポイントがあるのではないかな?
そしてメンバー全員がものすごく仲が良いというのもポイント。
こういうものは「何かしら伝わる」というものだとも思うので、重要なファクターだろう。

イベントやコンサートで地方に行った際に、終了後に夕食を摂り宿泊先へ戻るのも深夜なんてことも多々あるようだ。
しかもその時間帯(そのタイミングやらなくてもと思うのだが)でも、SNS投稿用のメンバー内撮影会的なことを行っているのだ。
たとえ冬の北海道だとしても!
更には翌朝の集合時間前に早く起きて、散歩がてら撮影している場合もあるそうだ。
体力・体調に留意してもらいたいと、少し心配にもなるほどだ。
こうした地道な活動が彼女らの良さでもあるし、少しでもという思いがひしひしと伝わってくる。

さて、最後にバズった楽曲。

いわゆる「人生の応援歌・アドルグループ版」という感じか。
歌詞、メロディ、アレンジ・構成、振り付け・フォーメーション、どれをとっても近年稀に見る出来の良い曲だと思う。
イントロ(として無理やりこじつけるなら)はホイッスル1発のみ。
そしてコール&レスポンスが可能でキャッチーなスタート。
そこに乗る振り付けも、手振りだけなら「少し練習したら再現できる」ようなもので、真似しやすいというのも重要なポイント。
実際に踊ってみると、フォーメーションなど多彩な部分もあり割と大変。
ところどころ出てくる三三七拍子的なフレーズも耳に残るし、曲を印象付けることにも一役買っている。

少し話がそれるが、この曲には本人たちも言うように色々とバージョンがある。
例えばTV出演時などの短いものなどがそれだ。
これらを使い分けるのは歌(歌詞の流れ)だけでなく、目まぐるしく変わるフォーメーションにも影響することなので、本当にすごいとしか言いようがない。
また後ろにも客入りがあるイベントなど、会場によってフォーメーションを変えたりすることもあるので、なおさら大変だろう。
その中で自分を推してくれているファンへのサービスの視線やら手振りなどをいれるのだ。
頭が下がる思いですよ。本当に。

楽曲そのものの話に戻ると、アップテンポなのにちょっとノスタルジックな印象が楽曲にあるのも良い感じだ。
「令和のかわいい文化」と「昭和の応援歌」の上手いハイブリットという風味の曲だ。
「倍」と「bye」をかけつつささる内容でありながら、HipHop的要素の「韻を踏む」という部分もある歌詞もすごく良い。
などなど、歌詞やメロディなど「ここがすごい」とか「ここが良い」という細かな話は尽きないので、1文だけ書いておくことにする。
個人的には(シーケンス音を含む)シンセサイザーの音色やメロディとフィル的なシンセドラムの音色にグッとくるものがある。

とにかく様々な要素とメンバーの魅力・努力がうまく融合し、そこにSNSやショート動画などの文化がうまくマッチした結果だろう。
もちろんそこには「この曲だけ動画撮影OK」として、SNSへの投稿をむしろ推奨したことも上手い戦略だったのだろう。
いずれにしても、メンバー(グループ)の魅力・楽曲・振り付け・プロモーションと全てがそろった奇跡には違いない。
個人的に何度も聞き返してしまう(実際には振り付けも見たいので動画を見ているが)一曲だ。

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