2025年6月の雑感
なんかさ、所得を増やすって言ってるけどさ。どうなの?って話。
素人の浅はかな知恵での感想の垂れ流しなので、反論・議論は受け付けない。
なんだか色々と言っているが、政府が企業に対して「給与を上げろ」と指示できるワケじゃないので、唯一の方法は最低賃金の設定を上げるだけ。
でもこれには問題がある。
今でもインボイス+消費税で疲弊した中小企業や個人経営の飲食店などが廃業続出状態だ。
そこに人件費の負担が増えるとなると、もはや立ち行かない法人が増えるだけ。
それが可能なのは大企業や輸出の還付を受けている企業だけ(こちらも大企業だろうけど)だろう。
結果として廃業が増えて失業者が増えるだけで、「施策」として全く真逆の結果となるのが目に見えている。
また法人税を下げたところで、従業金の給与に回らなかった(超大手だけ回った)のは、この30年で証明されている。
では「それ以外の方法は無いか?」と考えると、唯一「政府ができること」は「実質手取りを増やす」ことのみ。
単純に税金・保険料・年金の「徴収」を引き下げることのみ。
これで実際の「手取り」は増えるので、賃金が上がったと同等の効果が出る。
この効果をもって「なにをするか?」であるが、それは経済の底上げに他ならない。
「経済を回す」という言っても良いが、要するに「経済停滞(下降)」の状況からの脱却だ。
しかしながらこれは1年とか2年とかでは効果が無い。
せいぜい「息絶え絶え」だった現状から「なんとかやっていける」状態になるだけで、余裕は無いので購買意欲には直結しない。
むしろ「まさかの今後」に備えかねない。
せめて5年程度、可能なら10年ほどは続けてほしい。
これは最終的に余裕ができることと、未来に対する不安が和らぐことで、少子化対策にもつながるかもしれない。
できるだけ短期間で効果を出すには、これにプラスして様々な補助が必要だ。
例えばガソリンの暫定暫定税率の撤廃。
そもそもスタート時に約束した期限はとうに過ぎているので、本当はなくて当たり前のもなのだから、本来の姿になるだけのものだ。
(もはや2年で壊れる車はなので車検制度もやめてほしいし、自賠責の行方もちゃんとしてほしい)
これをすることで物流コストが下がり、それが物の価格に反映されるだろう。
物の値段に関しては、これに加えてインフラ(電気等)における補助なども効果的であろう。
そういう「物価高」を抑制することが重要だ。
もしろん徐々に価格が上がるのを否定するつもりは無いが、ここのところの値上げラッシュは異常事態だと思うからだ。
そして給付または還付。
これは「今困っている」ことに対する手当だ。
そもそも給付は集めた税金を再分配するだけの、時間・手間・物理的と様々がコストがかさむだけの馬鹿な考え。
「戻すくらいなら最初から集めるな!」という話なだけ。
しかしながら、現実的に「今」が問題なので、背に腹は代えられない。
使いきれなかった余剰の税金があるという話なのでこれも可能だろう。
ということで、給付・還付などの短期的な手立てと、減税等の中長期的な施策の2輪が必要なのだ。
どちらかという話ではないこと、もはやその状況には無いというのが現実ではないだろうか?
まぁ、色々と財政出動的なことが必要な話になるのは明らかで、「財源」を求められる。
ここで引き合いに出されるのが「国債」。
これをよく「国の借金なので後世にツケをまわすだけだ」という議論。
あたかも国債を国民の借金というイメージで言うけれど、これは全く真逆な話なのだ。
国債を買っている人が国に対して貸し付けているのだから、国民は貸している方なのだ。
それを言うと「国債の返済は税金なので、結局は国民に負担が行く」いう反論が出てくる。
いやいや、日本は自国建て通貨なので、刷れば良いだけの話なんです。
経済のプロに言わせると、刷ったところで「ある程度」まではインフレにならないということなので、問題はなかろうと思う。
他国への貸付の回収、他国へのバラマキを辞めるだけでも良いかもしれない。
もちろん国際貢献は大事なことだ。
しかしながら、30年間ずっと一人負け状態の自国を立て直しすることが先だろう。
自国より他国を(自国民の税金で)優先するのは意味不明だ。
もっと突っ込むなら、無駄を廃すること。
天下り、利権、中抜き、公的資金の使い方、様々な場面にメスを入れる。
もはや、そういう抜本的な「システムの再構築」が必要なのではないか?
「財務省解体」が叫ばれているけれども、収支(税金を集める・使う)の2面に加え、これらを監視する役割の3部門をバラバラにする必要はある。
さらに言えば、「俺達が分配している」という考えは改めるべきだ。
政治主導で必要な部分に必要なだけの資金を投入する。
至極当たり前のことだ。
それれを割り振り・調整をするだけのハズなのに、「俺達が握っている」というのが問題なのだと思う。
今が岐路なのだろうと思う今日このごろ。
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