もはや地球規模でタッグを組む時代なのに

国や政党間で揉めている場合じゃないというお話。
そして利権などのために国民をまやかしでごまかさないでほしいという話。

個人的にはあまり賛同できない発言も多いけど、某氏が良いことを言っていた。
エネルギー元からタービン等により発電し、それを電池に蓄えた上でそれをもとにモーターを回して車軸を回転させる。
これがEV(電気自動車)であるが、内燃機関(ガソリンや軽油)を持つエンジン車は、エネルギー元から直接エンジンを回転させて車軸を回す。
2段階に車軸を回すエネルギーを使う場合と、直接エネルギー元から回転を得る場合、どちらが効率的かは明白であるということ。

これを言うと、COxなどの問題を出す人がいる。
俺は言いたいね。EVだって充電のための発電に燃料燃やしてるじゃん!と。

これを言うと、原子力発電に言及する人がいる。
俺は言いたいね。チェルノブイリや福島を忘れたんか?と。

石炭(有煙炭は論外だが)や原油由来の燃料を用いた発電が吐き出す有害物質。
それに比べて放射性廃棄物や、事故時に排出される放射性物質とでは、どちらが有害か?
前者は何らかの対策を検討することが可能(中和などの方法論)であるのに対し、後者はいかがかものか?
いわゆる「半減期」を待つしか手は無いし、漏れ出るという突発的な出来事には対応できないのは目に見えている。

さらに言えば(日本国内に限ったことではあるが)、発電施設の地方自治体への「ばらまき」や、対応年数超過による廃炉の費用や処理。
これらに加えて、バッテリー(現状ではリチウムイオン系か?)を製造する段階、廃棄する段階でのコスト(金銭・環境の両方)を考えると、とてもエコでもサスティナブルでも無い。
こういうトータルなコストを出さずに、自動車が走行時のみに出る見えやすいコストだけを比較して、目くらましも良いところだと思う。

東北・北海道は冬場に特に困るだろう。
車内はもちろんだが、バッテリー等もある程度温める必要があるだろう。
走行だけでなく電力の消費が多いヒーターにもエネルギーが必要なのだ。
さらに言えば、北海道などは500kmや800kmなどの走行が1度の充電で可能でなければならない。
それにプラスしてヒーター等の電力だ。
それらを考えると現状では無茶としか言えない。
2030年の目標も現状では無理だと考える方が妥当だ。
よっぽどのブレイクスルー(小型化・大容量化・安定化)が無い限りね。
水素の方がよっぽど有力だ。
それと、現状の5分程度でのフルチャージ(満タン給油)も重要だろう。

北海道人は以前、とても困ったことがあった。
スパイクタイヤの禁止がそれだ。
当時、まだまだスタッドレスタイヤの技術が充分でなかったにも関わらずの強行だった。
当然のように事故も増えたし、運転に神経を使うのでストレスもすごかった。
この時は無理やりで早すぎだという意見が多かった。
強制することで新方式の発展が進むという側面も否定はしないが、こと安全に係わることだから不満が多かったと思う。

本当の意味でのエコやサスティナブルなら俺も何も言わない。
原発を推進したいだけの、目くらましのデータによる議論では、とてもじゃないが賛成できない。
現状のエンジンのさらなる高燃費化(ディーゼルも有効)、中和などによる排気ガスの無害化を検討するほうが良いと思う。
その裏側で屋根にソーラーパネルをつける検討などをしても良いだろう。
小さいものでもかなりの効率の良い発電と小型・大容量の電池を研究・開発する。
そういう2本柱を持つのが正解ではないか?
2030年が云々ではなく、本当の意味でのエコ・サスティナブルを目指してほしいものだ。

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