2020年02月12日

商標権問題と公共性の高い(対お役所)お仕事

侮辱があったとか、名誉毀損があったとか…そういうものは、この際オイトイテ。
客観的に言える(感情を含まない部分)を自分の記憶・記録の為に書いておこうと思う。

まずは商標権に関して。
フリーやパブリックドメインなどの言葉があちこちにあるIT系の業界にいると、商標権を取得した上でフリーな扱いにすることは良く聞く事例。
こういうものがあることを知らない人が色々言うのはお門違い。
確かにこっそりやっているイメージがあるかもしれないが、それはまずは先方の意図を聞くべきだっただろうと思う。
その上で納得できない、信用できないというのであれば、もう少し冷静に「信用できません」と言えば良いだけ。
「独占(占有)しようとしている」と断罪するのは間違いであろう。

後日追記(ここから)
もちろん、パテント・トロールということが横行していることも充分知っている。
今回は「『あえて取得してフリー化する』という行為が実際に行われているんだよ」ということも知ってからでも良かったのでは?という指摘です。
後日追記(ここまで)

そして対お役所に関して。
例えば、土木・建築のお仕事をしていると驚くことがある。
他の業種や対お役所以外でも「アリ」なことだと思うが、「あえてグレーにしておく」ということ。
かっちり決めることで、不便・不都合が発生する場合というのはよくあることだ。
あえてグレーにしておて、「使い勝手の良いルール」になっているという場合も多々あるのだ。
お互いに「ニヤリ」と笑いながら、「そういうことで!」と握手をする。
そういうことが多いのだ。
もちろんきっちり決める必要があることはそうすべきだし、お互いに不幸になるだけだと判っているのなら「グレーのまま」で運用する。
それが住みやすい社会(おおげさだが)ってもんだ。
今回の件にその「グレーのまま」を適用すべきかどうかは議論の余地もあるだろう。
しかしながら、白黒はっきりさせたことによって「結果としてまったく使えなくなる」という方向に傾くことも懸念すべきなのだ。
「正論」をぶつけても、その通りに動くとは限らないということも知って欲しいってのが趣旨かな?

もちろん、「彼」を否定するものではない。
こういう事例があるんだから、真っ向から騒がない方法論もありますよという話し。