2019年03月01日

TVが壊れたかもしれない事件の顛末~2019年2月

今思うと、始まりは数年前に遡る。
現在のマンションタイプの賃貸物件に入居した頃のことだ。

室内の一角にLANケーブルのコネクタがあり、一棟まるごと光回線の利用が可能な物件だが、とても遅いと感じていた。
1フロア3戸で4階建ての計12戸なので、今時の普及率を考えると仕方ないと思っていた。

先日、室内に設置している無線LANルーターがお亡くなりになった。
それは突然やってきた。
家人のスマートフォンが繋がらず、PCの接続もままならなくなってしまった。
有線側からのアクセスも受け付けず、管理画面にも入れないことから、本体をリセットしてみたのだが…
何度か診断が動作したが、エラーで動作が停止してしまう。(LEDランプからの情報)
リセットや電源切/入を繰り返しても最終的には全く動作しなくなった。(動作LEDもつかない)

「これは故障ってことで良いよね?」という訳で、新しい無線LANルーターを新調した訳だが…
振り返ってみると、遅いと感じていたのは混んでいるからでなく、終焉へ向けた前触れだったのだろう。

我が家の配線・設置棚等の構成上、TVのすぐ横(向かって右側)に設置した。
それはもう、重なり合っているのかという程の近くに。

TVはT社のRシリーズで、例の地デジ化の際にエコポイントが付くキャンページ時に買ったものだ。
LEDバックライトモデルの二世代目(だったはず)で、当時の最新のもの。
2010年の年末に購入したはずなので、8年強を使用した計算になる。
対応年数はもう少し有ると思うのだが、このTVがブロックノイズで映像が乱れたり、アンテナ入力が途切れたエラーが出るようになった。
前段のブルーレイレコーダーでの映像を確認したが、こちらは問題ないようなのでアンテナ等に問題はない。
ブルーレイレコーダーからTVまでの配線をし直してみても直らなかったので、「すわ!TVがいよいよ故障か?」と。
実は少し前から音声の出力が、時々小さくなるという問題を抱えていたので、覚悟をしたわけだ。

電脳網を徘徊し、T社のRについて絞り込んだ調査をしてみると…
HDMI端子に直接接続できるスティックタイプのPC系+無線LAN接続でノイズが出るという発見があった。
簡単に書けば、無線LANの信号がHDMIへ回り込んで映像を乱すと言うのだ。

今回新しい無線LANルーターにしたことで、2.4G だけでなく 5G の電波が加わり、出力も以前より強いはず。
もしかしたら、これが「近いだけで」影響しているのかもしれないのではないか?
そこで無線LANルーターを 20cm ほど離してみた。
これが効果覿面だったので、本当に驚いた。

T社のRシリーズ(少なくとも有る程度前のモデル)はHDMI端子に問題があるらしいのだ。
現在ほど各家庭に無線LANが導入されていない時期のモデルだから仕方ないとは言える。
しかしだ、高画質や高品位を謳うならば、こういうノイズ対策はしっかりして欲しいものだ。