TOSHIBA dynabook TX650/LS を分解清掃してみた

以前、相方が使っていたWindowsXP機。
使用中に突然止まる現象が出ていたので、もうずいぶん前に新調している。
この「ほったらかし機」をなんとかしてみようと思う。

症状はある程度使っていると止まるというもの。
バッテリー部分が熱くなっていたので、バッテリーを外した状態で利用していた。
しばらくは割と安定して使えていたが、それもだんだん停止頻度が上がっていた。

状況から「きっと廃熱ができていない」と想像し、分解清掃してみることにする。
まずは準備段階として、ACアダプタを抜き、バッテリーも外してしまう。
感電はカンベン…

PCを開き、キーボード上向こう側にある部分を取り外す。

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上図オレンジ色の線で囲まれた部分が「ツメ」だけで留められているで、ちょっとだけ力を入れて「剥がす」感じ。
ヒンジ部分を囲んだパーツも一体なので、モニタ部分は最大倒して(開いて)おくことが重要。

取り外したパーツ下にキーボードを留めるねじがある。

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上図オレンジ部分にある2個のねじを外し、赤い部分にある「引っかかり」を上手くかわす。
少し出っ張った(上側)を向こう側へ、キーボード側(下側)を手前に押す感じ。

キーボードは向こう側を少し(15度くらい?)持ち上げて、向こう側に引き出すように外す。

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このとき上図オレンジ部分に本体とキーボードが繋がっている部分があるので、ムリに引っ張らないようにすす。
上図のような状態にし、コネクタ(本体側)の黒い部分の左右をつまみ、「カチッ」と手応えがあるまで持ち上げる。
ロックが外れ、ケーブルが楽に抜けるので、ここで初めてキーボードを取り外す。

キーボードの下にヒートシンクとファンがある。

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上図オレンジ部分を主に清掃することにする。

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構造としては、CPUに取り付けられたヒートパイプから上図オレンジ部分にあるヒートシンクへ熱を伝える。
熱くなったヒートシンクへ写真右から左方向へファンによる風を送ることで冷ます。
つまり、ヒートシンクとファンの間にホコリが溜まりやすくなる。

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ファンを外すために上図赤丸の電源コネクタを外し、画像下側3カ所のねじを外す。
ファンが外れるので、ヒートシンク右側に溜まったホコリを掃除機なので吸い取る。
ファンやそれ以外も可能な限り清掃する。

上図上側の4箇所のネジを外すと、ヒートシンクも外すことが可能。
しかしながら、CPUにグリスを塗った状態で着いているので、外す場合は新しいグリスを用意する必要がある。
外した後は、CPU、ヒートシンク共にキレイにした上で、改めてグリスを塗って取り付ける。

後は、手順を逆に組み直すことで元通りに戻る。
万が一、これ以上の清掃等をするために、全てバラすというのであれば、以下のようになる。

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上図オレンジ部分にコネクタが4本存在する。

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それぞれを慎重に外す。
上部左と中央は引き抜くだけ、上部右と下部はキーボードケーブルと同タイプのコネクタ。

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裏面にある全てのネジ(上図オレンジ部分)を外し、裏蓋も取り外す。
このとき、上記写真では上方向から見た場合に見える、ヒンジ固定のネジ(上部オレンジ矢印)も左右1カ所ずつ外す。
※各ネジ穴にはF3、F5、F8などあるが、これはそれぞれのネジの長さを表している
さらに、上図赤部分のを上側にスライドし、光ドライブを左(赤矢印)方向へ引き抜く。
※裏蓋左したにも別の裏蓋があり、ここにはHDDがあるので、透明なフィルムをつまみ、手前にすこし起こしつつ左方向へ引き抜くことで、外しておくことをおすすめする。

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裏蓋を外した内部には無線LANのカードにアンテナ線が接続されている。
上図オレンジ部分(上図は既に外した状態)からアンテナ線を外す。

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表面に戻り、上図オレンジ部分にある基板の穴からアンテナ線を引っ張り出す。

ここまででモニタ+キーボード面のパーツと、裏面+マザーボードのパーツに分離できる。
内部にアクセス可能となるので、ホコリなどを清掃する。
戻す場合には、こちらも上記と逆手順に作業する。

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