2011年12月21日の戯言

某P2Pソフト(バレバレだが)の作者が無罪確定。
これは、IT系の末席にいるkAzzにとっては「安堵」である。

たとえば、
包丁は犯罪にも使われるのだから、メーカーや職人に責任がある
PCは犯罪に使われているから、メーカーには責任がある
なんて言われたら?

極論だって?
いやいや、プログラムを書く人間にとって、全く極論とは感じませぬ。

Web上の所謂「掲示板」という仕組みを考えた人だって、誹謗中傷や個人情報の漏洩…
そんな目的に使われるなんて思ってもみなかったハズ。
だから、利用者や管理側に責任があるとされているわけだ。

ほら、やっぱりモラルをもって、正しい使い方をすることが重要。
所詮は(プログラムの実態は見えにくいけど)道具。
もちろん、はじめから悪意ある道具は論外だが…
作り手としては「便利だろう」とか「楽しいだろう」と思うワケだ。

適法か違法かはともかく…P2Pなどを含めたファイルのダウンロード。
これは、安価な定額の高速回線と切っても切れない関係があるのではと。
だからこそ大きなファイルをやりとりできるのだろうと。

そうなるとだ…
(電話局などに納める)ADSLの装置やら、光通信の装置やらの一部を作っていたkAzzとしては、複雑な気持ちになるんだな。
突き詰めて言えば、使われているのはソフトウェアだけでなく、通信回線も同様だと。

本来「便利な道具」として開発されたものが、意図とは関係なく犯罪に使われたら、それを作った人の責任だなんて…
それはあまりに横暴過ぎるというものだ。
もちろん、制作時の意図は重要。
氏の発言を信じるなら(※)今回の無罪確定は当たり前なんだが、確定までドキドキしちまったい。

※一般論的に本人以外に頭の中は解らないという程度の意味で、信じていないという意味ではない。

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