iPhoneが売れてるらしいよ…買わないけどね。

孫氏が「売れないと言った人は謝罪して欲しい」と冗談を言ったそうだ。
確かに、1キャリアの1モデルとして見た場合、相当のヒット商品だ。
ただし…少なくともAppleは…もっと売れると思っていたハズである。
実際、数字目標として、そういう発言が有ったしね。
(ブラフだった可能性もあるが)
そういう観点からは、「売れてないんじゃ?」と思う今日この頃。

何れにせよ、kAzz的には「あっそ」なワケだ。
iPhoneに魅力を感じない点。
※以下はkAzzにとっての感想であり、商品を否定するものではありません。

  1. キャリアが現在使っているものと違う
  2. 最終的なOSレベルでのシェア

1は、kAzzがAUを使っていることに起因する。

まずは料金。
「XXプランは無料通話や無料メールが有るのでお得だ」なんて論理は論外。
どんなプランだって、キャリアごとの競争になるのは必至。
そんなことで比較は出来ない。
中立な立場で真面目に回答してくれる人によれば、「結局、1キャリアで長く使うことがお得」だそうだ。

続いて電波。
携帯電話の主要3キャリアに限っては、docomoとSoftbankは同じ方式で、AUだけが違う。
もちろん、マイノリティであるが故の不利は有る。
だがしかし、kAzzが利用している範囲で不利(不便)を感じていない。
それどころか、他社に比べて電波状態が良いというメリットを感じている程だ。
(理由等は専門的分野になるので割愛する&次期通信方式は3キャリアとも同じになる)

2に関しては、Androidを比較検討している。

まず、利用形態からのアプローチ。
kAzz(シェア)的にはPCがWindowsなので、WindowsMobileの方が便利なのは確か。
しかしながら、Androidに対するツール群がWindows向けに出されないことは、まず無いだろう。
なので、不便を感じないハズである。
Mac-iPhoneの強力タッグに対し、Win-Androidが不利になることはない。

逆に、WindowsMobileはどうだろう?
フリーにならない限り、シェアは広がらないだろう。
余談だが…
シンビアンもフリー化したらしいが、開発環境などから考えて、Androidの方が有利だろうと思う。

端末レベルでのシェアについて。
iOS(旧iPhoneOSだっけ?)はあくまで、iPhoneやiPad、iPod(thouch)のもの。
つまり、対象となるメーカーは1社のみだ。
国内で言えば、1キャリアのみ。(iPodを除く)

Androidに関しては、オープンソースのOSなので、各社採用することが予想される。
もちろん、Androidを搭載した携帯電話がSoftbankからもリリースされるだろう。
そうなった場合、対象となる携帯電話の機種数は果たして、どれくらいになるか?
いや、国内に限った話しではない。
世界レベルで、Androidを搭載した携帯電話が多数存在しうるだろう。

では、逆に世界中の全員(全携帯)がiPhoneとなる可能性はどうだろう?
色々あるが、全部がiPhoneにはならないと思われる。
いや、当然だろう。
折しもSonftbankでの傾向で、シンプルで割安な端末の販売が伸びているという。
さらには、簡単携帯などの需要も伸びている。
当然だが、端末にお金をかける余裕がある地域(国)ばかりではない。
これだけ圧倒的なシェアを誇るWindowsでさえ、100%では無いのだから。
もっと身近で、操作方法が限られる携帯端末はなおさらだ。
となれば、iPhoneのシェア100%は考えにくい。

ソフトウェア(サービスを含む「ハードウェアではない」という意)をリリースする場合、ターゲットはシェアが大きいものにした方が良い。
上記理由から、複数メーカー、複数キャリア、世界規模ということを考えれば、それが至極当然だから。
この流れが加速すると、ユーザーはAndroidに流れ、さらなるシェア拡大が起こる。
上手く流れに乗ることが出来れば、Androidへユーザーが流れるスパイラルが発生するだろう。

これから検討される「SIMフリー」も一役買うハズ。
同じAndroid携帯なら、データ移行も楽だろうし、操作感も変わらない。
携帯電話の持ち替えや、キャリア移動もスムースになるだろう。
(いや、そういう点をアピールしなさいよ!>各キャリア)
(国内に限って言えば、HDレコーダーと同メーカーの携帯電話でリンクできるなどメリットもある)

kAzzが考える「iPhoneじゃないだろう」って理由は以上だ。
(それ以上に、あくまで個人的な感情として「Softbankが嫌い」ってのもある)

ただ、ネックになるのが、現在の「ブーム」だ。
既にある程度の人数がiPhoneを所有している。
ここからAndroid携帯へ目を向かせる為に「起爆剤」は必要だろう。
それが成功したら、前述のスパイラルに入る可能性が無いとは言えない。

さて、ついでにiPadも要らないと思っている理由。
まず、PCじゃないってことだ。
kAzzは用途ごとに機器を揃える程、経済的余裕は無い。
もし、揃える余裕があったとしても、iPadでは用が足りないので、別途PCを持つことになる。
ならば、最初からPCで済ませてしまえば良いことだ。

iPadが売れるかどうか?
チョット懐疑的だ。
まず、大きい。
多分、電子ブックのブームはもう少し小さい端末に対してではないか?
片手で長時間も持てるサイズ&重さだ。
むしろ、iPhoneに近い。
これなら、ある程度混雑した電車の中でも読むことができる。
通勤電車における、日本のお父さんの伝統技術、新聞を小さくたたんで読むってのは、混雑が故だ。
このスペースでiPadは無いんじゃないかな?
女性のバッグに対しても大きすぎる気がするしね。

それから、日本人は何でもかんでも入った、多機能が好きだ。
ならば、他社から出る、タブレットPCほ方が有利な気がする。
(教育機関などはこれを逆手にとって、iPadを採用したら良いんだろうな)
ただ、この点に関しては、自信が無い。
最近は、「何でも入り」でなくても、限られた中で、限られたものだけで、満足する層が増えている。

現在の様な多機能の携帯電話が日本で普及したのは「何でも入り」が好まれたからだ。
結果、独自の進化を遂げ「ガラパゴス携帯」などと揶揄される状況になった。
しかしながら、現状はどうだろう?

正直言って、iPodのヒットがkAzz的には衝撃だ。

専用のソフトを必要としない、繋いでファイルをドラッグ&ドロップするだけの他社プレイヤーの方が楽ではないか?
実際問題、iTunesで「ライブラリが消えた」とか(操作ミスが多いようだが)トラブルも聞く。
低レベルのインタフェースほど、自由度が高いハズだし、母艦が1台に限られることもない。
結果、PCの入れ換えや、トラブル回避、トラブルからの復旧などに有利なハズ。

動画再生機能やカメラ機能(動画の録画を含む)など、iPhoneより高機能なものも沢山ある。
さらには、低価格なアジアン製品だって多数有る。
これらには流れなかったのだ。

結果、iPodは実質、(携帯音楽再生機として)独り勝ち。
これまでの日本人の好みを覆した商品だ。
ただ、「流行の兆し」なんかに気付いた層が、右習えする感じは実に日本人的だとも思う。
要するに、このきっかけを上手く作ったってことなんだろうな。
なので、この流れを上手く利用して、売れるのかもしれない。
なにせ、「日本人の好み」がこれまで通り、通用しなくなったのだから。

しつこいようだが、あくまでkAzzが使うとしたらということだ。
商品自体やそのコンセプトを否定するもではないし、有用な人も沢山いるだろう。
例えば、リビングに置きっぱなしで、なにかチョットしたことを調べるなんて用途には良いだろう。
また、前述の通り「利用(範囲)をある程度、制限するようなシチュエーション」(例えば、教育現場)などにも有効だろう。
なので、個人的には買わないかな~っていう感想程度。

最後に、決してアンチAppleなワケではなく、kAzzの利用形態や、周りの流れから考えている。
むしろ、kAzz的にはWindowsも含め、既存のOSは嫌いだw。
広く浸透し、コストを下げることが出来るプラットフォームに、必要最低限の機能を持ったOS。
必要ならば、追加機能でGUIでも、ツールでも入れられる。
それがkAzzが考える、理想の環境だ。

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