裁判員制度に思うこと

食べ物(特にチョコレート)のコトばかり、考えているワケじゃないというアピール。
ということで、キーボードを打ち始めたのだが、堅い話をしてばかりではどうしようもないので、近況をば。

「Nikon COOLPIX P60」が某所で激安なので、買ってみた。
1/2.35インチという小さいCCDがどうか…と思ったんだが、10,000円ということで。
要するにダメでも「10,000円のデジカメ」という感覚なら、全然OKな性能だと思えるでしょうw
すぐ横に「P5100」(1/1.72インチCCD)が30,000円だったんで、グラングランに揺れた。
でも、テーマが「お気楽ブログ用常時携帯カメラ」だったんでP60に。
そもそも、10,000円なら即決できる金額だし。
コイツのコトに関しては、もう少し使ってみてから書くことにする。

で、掲題の件…

ウチには通知が来なかったので、今回の裁判員候補からは外れたラシイ。

ちょっと違うけど、「陪審員制度」を導入している国がある。
それで、思い出されるのが「十二人の怒れる男」や「12人の優しい日本人」などの映画。
そういえば、TVドラマ「相棒」でも、まさしく裁判員導入時という設定の回があったね。
3作品に共通するのが、話しているウチに揺れる気持ちだね。
ソレはソレで良いと思うんだ。
いろんな意見があってもね。
ただ、絶対的な指針(基準と言っても良いかも)は必要だよね。
そうじゃないと、不公平になるからね。
このあたりは、裁判官とかがコントロールするんだろうけど…

上記とは別に2点がヒジョーに気になっていて、実際問題として「運用できるってレベルじゃねぇ~だろう」と思っている。

●導入の問題
大きな変化がある場合、段階的に導入するという方法論を採ることがある。
例えば、増税は最たるモノだろう。
(増税の場合は少しずつ上げることが「目くらまし」の役目をしているのだが…)
そこでだ、こんな重要なことを何故に、段階導入しないのか?という疑問。
kAzzならこういうストーリーを考える。
1.予備対象者(例えば今回なら有権者)全員に傍聴を義務づけ、裁判の雰囲気をつかんでもらう。
2.傍聴時には、登録カードに記載を義務づけ、コレを裁判員対象者とする。
3.対象者がある程度の数に達した段階で、試用をスタートさせる。
4.試用スタート後も傍聴&登録は順次行う。
5.試用裁判員はあくまで参考意見とし、裁判官が全てを決定する。
6.実際に裁判へ参加した裁判員から、本採用とし実際の裁判員活動を行う。
いかがだろう?
某国とは違い、土壌が無いのだ…誰もが慣れていないのだ。
実際に運用してから、「ダメでした」では、その間に裁かれた人は?
だから、「お試し」が絶対必要で、「お試し」はあくまで「お試し」なのだ。

●裁判員選定の問題
誰もが思っているけど、口に出していないだけだと信じたいのだが…
無作為に有権者から選別するという話しだが、ソレは本当なのだろうか?
コレ、kAzzとしては、めちゃくちゃ恐いんですけど!
・原告、被告のどちらかと利害関係がある人物が選ばれていたら?
・同様の事例で過去に苦痛を味わったことがあり、結果として逆恨みがあるとしたら?
そういうことは、ちゃんと調べられるのだろうか?
調べられるとして、どこまで突っ込んだ調査ができるのだろうか?
いや、もっと突っ込んで言おう、そこまで調査する時間や予算は無いだろう。
ということは…恐ろしい…

とまぁ、そういうことが気になっているワケだ。
人を裁くということは、重いことだ。
有罪/無罪の判定は元より、事実の認否や量刑の決定…様々な面で、難しさをはらんでいる。
だからこそ、プロフェッショナルな「裁判官」などがいるのだろう。
しかしながら、あまりにプロフェッショナルなために、一般世論とはかけ離れた感覚を持っている。
そもそも、相反することを両立させるためのモノなのだろうけど…
どうして、問題が山積みだからナシにするってならないのかが不思議だ。

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